呼吸が変わると身体が変わる?

こんにちは!

GOOD THINGSの山外です。

 

今回のコンディショニング通信のテーマは、

「呼吸」についてです。

 

「最近、呼吸が浅くなった気がする…」

 

そんな風に感じたことはありませんか?

 

実際に来院される方からも、

 

●疲れやすい

●肩や首が凝りやすい

●集中力が続かない

●寝ても疲れが取れない

 

といったお悩みを伺うことがあります。

 

実は、このような不調の背景には「呼吸機能の低下」が関係していることも少なくありません。

 

今回は、身体の専門家として「呼吸」についてお話ししていきます。


そもそも呼吸とは?

 

呼吸とは、身体に酸素を取り込み、不要となった二酸化炭素を排出する生命維持活動です。

 

呼吸によって取り込まれた酸素は血液を介して全身へ運ばれ、筋肉や内臓、脳などの活動エネルギーを生み出すために利用されます。

 

私たちは1日に約2万回以上呼吸を行っているといわれており、呼吸の質は身体のコンディションに大きく影響します。

呼吸が浅くなると身体に何が起こるのか?

 

呼吸が浅くなると、肺そのものだけでなく胸郭(肋骨)や横隔膜の動きが低下し、換気効率が悪くなります。

 

その結果、

●疲労感が抜けにくい

●集中力の低下

●首や肩の過緊張

●睡眠の質の低下

●ストレスへの耐性低下

などの症状につながる可能性があります。

 

また、呼吸は自律神経と密接な関係があります。

特に息を吐く際には副交感神経が優位になりやすく、心身をリラックスさせる働きがあります。

 

呼吸は私たちの身体の中で、自律神経へ意識的にアプローチできる数少ない機能のひとつです。


呼吸が浅くなる原因

 

呼吸の主役となる筋肉が「横隔膜」です。

 

横隔膜が収縮すると肺が広がり空気を吸い込み、弛緩すると息を吐き出します。

 

しかし、

●猫背姿勢

●巻き肩

●長時間のデスクワーク

●運動不足

●精神的ストレス

 

などが続くと、胸郭や背骨の動きが制限され、横隔膜が十分に機能しなくなります。

すると本来は補助的な役割である首や肩周囲の筋肉を過剰に使って呼吸を行うようになります。

 

この状態が続くことで、肩こりや首こり、慢性的な疲労感につながることがあります。


深い呼吸をするためのポイント

 

多くの方は「深呼吸をしてください」と言われると、一生懸命息を吸おうとします。

 

しかし、深い呼吸を行う上で重要なのは、

「吸うこと」よりも「しっかり吐くこと」です。

 

息を最後まで吐き切ることで横隔膜は本来の位置へ戻り、肺の中の空気が効率よく入れ替わります。

 

すると身体は自然と新しい空気を取り込もうとするため、無理に吸おうとしなくても吸気が入りやすくなります。

 

まずは次の呼吸を試してみてください。

 

①胸とお腹に手を置き

②鼻からゆっくり息を吸う

③胸とお腹が膨らむのを感じる

④口からゆっくり息を吐く(細く長く吐く)

⑤胸とお腹が同時にへこんでいくのを感じる

⑥最後までしっかり吐き切り、2秒程息止める

 

これを5〜10回繰り返してみましょう。

手で胸とお腹の動きを確認しながら行う。

特に呼吸が浅い方ほど、「どれだけ吸えたか」ではなく「どれだけ吐き切れたか」を意識してみてください。


呼吸の問題は肺だけの問題ではありません。

 

●姿勢

●胸郭の可動性

●横隔膜の機能

●背骨の柔軟性

 

など、さまざまな要素が関係しています。

呼吸は無意識に行われる動作だからこそ、見落とされやすい機能です。

 

しかし、呼吸の質は姿勢や筋肉の状態、自律神経の働き、そして日常のコンディションに大きく影響しています。

 

まずは今日から、

「たくさん吸う」のではなく、「しっかり吐き切る」

ことを意識してみてください。

 

呼吸が変わることで、身体の動きや疲労感、睡眠の質まで変わる可能性があります。

 

毎日約2万回行う呼吸だからこそ、その質に目を向けてみましょう。😌✨